セカンドライフアドバイザーになる理由

事業

自分の人生を前半と後半に分けた場合、前半と後半で大きく方向性が変わってくると感じています。
それは、ある程度決まったレールや模範となる人がいる人生前半と、人それぞれの価値観の中、模範とする人がなかなか探せなく、自分でレールを引いていく人生後半ではないかと思います。

私は、50歳でこの事を考え始め、人生後半をどうしようか悩み始めました。
今までは、目指すべき方向は見えていました、模範となる人が大勢いました。だけど、人生後半を自分らしく生きるには、誰を模範とすれば良いのだろう、どのレールを選び創ればよいのだろう、と悩み、誰か相談できる人がいれば良いなと感じました。

セカンドライフを考える必要性

まず最初に、人生後半をセカンドライフとすると、何故セカンドライフを考える必要があるかを解説します。

仮に自分の一生をステージに分けていった場合、生命を授かって親の元で育つ第一ステージ、自立し家庭を持ち親になったり働いて活躍する第二ステージ、そして子供が自立したり仕事を終えたりして自分の大きな役割が一つずつ少なくなっていく第三ステージがあると思います。
その第三ステージは、第二ステージの活躍中では考えない人が大半で、それを意識しだすのは、子供が自立するとかで役割が一つ終わることを実感する40歳代以降の方ではないかと思います。
それは、まさに人生後半を迎える方達で、この時になって初めて、将来はどの方向に向かうべきか悩むだろうと思っています。

今後私たちは、人生100年時代に向かっています。
私たち中高年の人生後半は、より長期化し多様化してきます。
その過ごし方・生き方は、人それぞれに考えがあり、価値観や状況が違う中、何を参考にして、何を準備して、何をやっていけば良いかのアドバイスを、求める時代になってくると思っています。

ほとんどの方は、人生の後半は、第二ステージから第三ステージに変化することが決まっています。
家庭を持って子供がいる方は、子供が自立していき、夫婦が基本の家庭に変わります。
社会人である方は、定年を迎えある時点で、仕事を辞めます。
事業をされている方では、事業の終わりを考え、事業継承をするのか廃業するのかを悩み決断します。
既に経済的自由を手にされている方では、自分の活力がある間にを考え、新たな挑戦を決意し実践します。
家事という働きが続く方では、介護などという新たな働きの追加や、自分の体力・気力の衰えで、現在の働きの分担をします。

想像しても分かるように、人生100年として65歳で仕事を辞めたら残りは35年あります。その間の過ごし方は、今までの人生80年時代の老後という考え方では、より良い人生が過ごしにくいと思えます。
例えるなら、今までの裕福な老人のように、年金暮らしだけで悠々自適の生活を送りたいとするにも、人生100年時となると、健康な身体でいれる時間が沢山残されており、活動的に過ごすための工夫が要ります。
また、その分お金が多く必要となります。

また、ほとんどの人は、人生後半を自分らしく過ごしたいと思うのではないでしょうか。
何か決められたレールもなく、自分で選び創っていくのなら、当然そう考えるのが普通だと思います。
だけど、自分らしい人生の生き方・過ごし方を考えている人は、どれほどいるでしょうか?
こんな人になりたい、この人のような人生を創ってみたいと思える模範はあるでしょうか?
その理想を考えてなくて、第三ステージに突入していくとどうなるでしょうか?

なので、その準備の為に、セカンドライフをより早い段階で考え、自分らしい良い人生を想像して、実現できるように計画していく必要があると、私は思っています。

現在の流れ

実際に、ある統計を紹介した本では、長寿の国の平均寿命は1年に3カ月のペースで上昇しており、1977年生まれ(2021年に44歳)の人の50%は、98歳から101歳まで生きれると出ています。
(出典:超訳LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略)
つまり、私たち中高年のうち40歳代の人の半数は、人生を100年として考え、準備して丁度だということです。

そして、雇用制度改定もあり70歳まで雇用延長できるようになってきますが、仮に70歳で仕事を辞めて、セカンドライフを楽しもうと考えれば、残りが30年あります。
仕事している期間は、やるべきことが絶えずあります。話し合える仲間や顧客がいます。仕事を通じて交流があります。
そういったものが、仕事を辞めると全くなくなり、自由が増える反面、繋がりを含め多くのことを自分で創る必要があります。

また、仕事を辞めると収入は年金だけになる方もいるかも知れません。
私たちが貰える年金は、ほぼ一定額で大きく増えることはありません。
数年前に、老後2000万円は準備しておくことが必要という厚労省の調査発表で、国会にも取り上げられ議論になった事は記憶されている方は多いと思います。
皆さんはその時に、自分が100歳になる時までのお金を準備できているか確認しましたでしょうか?
私は、確認したところ、議論されている2000万円では足りないという結果になりました。

そして、健康寿命も延びてきています。医療の進歩と科学の進歩は凄まじく、今後は、元気に動き、食事も普通に、知能も活発に、睡眠もしっかり取れて、ますます元気な高齢者が増えると思われます。
現に、現在85歳の方でも元気に生き生き動き回っている人はたくさんいます。
そう考えると、私の希望的には、健康寿命が真の寿命に限りなく近づくかも知れないと思っています。

こちらは、2013年に厚生労働省が行った国民生活基礎調査を基に作られた「年齢層別の悩み・ストレス原因の内訳図」をお借りして作成したスライドですが、人生後半では、健康と人間関係、お金、生きがいについてが大きな要因になります。

こういった事実を見たとき、これからのセカンドライフ、あなたは、何を考えますか?
そして、あなたは、何をしようと思いますか?
誰か、模範となり、相談できる人はいますでしょうか?

そこで私は、そういった人生後半の過ごし方・生き方を、皆さまと一緒に考え、創造していく応援をする活動をしていきます。

私が考えてきたこと

私は、多くの心配を書き立てて、不安にしているのではありません。
こういった事を考えておいて、少しでも安心して、より良い人生を創って欲しいと思っています。

というのも、私自身が人生の折り返しを迎えた50歳の時に、初めて人生100年時代を深く考えて、一番心配であったお金のことを解消しようと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を勉強し、取得しました。
そこで分かった事が、こういった勉強や準備を、もっと早くにしておけば良かったということでした。

私にとって、このファイナンシャルプランナーの学びでキャッシュフロー表が作れるようになったことは、自分の準備すべきことがわかり、改善していくと不安が大きく解消し、人生後半が明るくなりました。
そして、この経験は、今後セカンドライフを考え悩む人のお役に立てるのではないかと考え、以前からの夢であった起業へと進んでいきました。

また、その50歳の時に人生後半を深く考える基礎を教えてくれたのが「7つの習慣®」という、より良い人生を創るための参考書と私は感じている書籍で、この本のおかげもあって、私は起業をすることが出来たと思っています。
結果、この学びが私の人生後半の生き方を考え、準備させてくれることが出来たと思っています。
この事に関しては以前の記事「7つの習慣®」実践会ファシリテーターの認定を受けましたに詳しく書いていますので一度読んでみてください。

ちなみに、「7つの習慣®」という書籍をご存じない方に、簡単に紹介します。
著者のスティーブン・R・コヴィー博士は、アメリカ建国以降200年間の「成功に関する文献」を調査・研究し、導きだした学びを、読者にも実践できるように体系化して1冊の本にしました。
1990年に米国にて発刊以来、全世界に広がり、あらゆる人の道しるべになる”キング・オブ・ビジネス書”と言われ、日本国内でも240万部の大ベストセラーの書籍であります。
その学びというのが、私なりに簡単に言い表すとこちらのスライドになります。

私は、この学びを、詳しく読み解き、行動に移して、習慣として身につけていく為の、実践会ファシリテーターの資格も学び、取得しております。
この経験と学びを、実践会を通じて皆さんにも感じて頂けると、より良い人生を創れるきっかけになると思っています。

加えて私が不安になり解消しようとした事は、厚労省の調査結果と同様、健康と生きがいに関してでした。
この解決法を考えて、以前の記事にも書いた健康生きがいつくりアドバイザーの資格を取りました。
この学びは改めて、自分が常に意識して維持・向上するように取り組むべき事だと思っています。

Cocohaのミッション

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最後に、私が行うセカンドライフアドバイザー Cocohaのミッションをお示しします。

私には、5歳と3歳の孫がいます。
その子たちが成長し、セカンドライフを考える40年後、私は100歳くらいです。
その時の日本の人口構成予測では、3人に1人が高齢者の世の中になります。
その時代に、模範となる活き活きした人生を自分が創って、次の世代にバトンを譲りたいと思っています。
その時代に、模範となる活き活きした高齢者が、社会を楽しくしていることを願って、活動していきたいと思っています。