セカンドライフを考える、第一歩は年金額を知ること

お金

セカンドライフと聞いて何を思い浮かび、何に不安を感じますか?
50歳前後になると、何となくセカンドライフを考え始める方が多いのではないでしょうか。
一般的に50歳前後というと、仕事では定年という事を意識しはじめ、家庭では子供の教育も目途が付き、親の介護のことが現実化している。そんな中で残りの人生で何か新しいことでも始めようかな、どんなところで暮らしていこうかなと考えている頃だと思います。
そして不安なこととしては、自身の老化が気になるようになって将来の健康を心配するようになり、併せて老後のお金の心配を真剣に考えるようになるのが、50歳前後の方ではないでしょうか。

不安解消には

セカンドライフの不安を少しでも減らすには、どうすれば良いでしょうか。
答えは、知識を持っておくことだと私は思います。
どういうことが今後起こって、どういう準備をすれば良いかを知っているのと、知らずに迎えるのでは大きな違いが出るのは、容易に想像できるのではないでしょうか。

私の場合、50歳でそのことに気が付き、考えるようになりました。少し遅かったと思っています。もっと早くに知っていれば、もう少し準備が出来たのではないかと感じています。
ありがたいことに、前職の仕事が薬品会社で健康のことについては知識が入ってきやすい状態であったので、自分の健康に関しては、将来の不安はあっても心配は少ない状況でした。
ただ、お金の事については、50歳から老後の準備をするのでは少し遅かったと感じています。準備とは蓄えて増やす努力という事なんですが、それをするのには退職までの期間が10年では短いと感じました。実際は、お金の勉強をして、蓄え始めて投資をした準備の期間が5年ほどで退職したので、本当に短すぎたというのを実感しています。

年金額を知る

老後のお金に関して、どんな知識を知っておけば良いかをご紹介します。
まず大事なことは、自分の年金、配偶者の年金はいくら位かを知ることです。
一般的に、自分の労働による収入がなくなった時に、家計を支えてくれるのは年金です。生きている間、定期的に収入を得る手段は年金なんです。
人生100年時代に突入しようとしています、自分の寿命は決められていないので、出来る限り長い人生を考えておくのが良いと思います。
「俺は早くに死ぬと思うから年金なんて考えなくても良い」という方も実際にはいます。だけど、自分の寿命は分からないのです。医療はどんどん進歩しています。少し前までは不治の病が、完治できる病に変わっていく時代です。
継続的に定期的に収入を得れる手段は年金なんです。
なので、その年金額を知って、その年金額が日々の生活をカバーしてくれるのかを確認しておくことは、本当に大事なことだと思っています。

年金を増やす方法

そしてその年金額が充分でない場合は、それを増やす方法があるのです。
それは、受給開始年齢を遅らす事で、必ず毎月の年金額が上がるのです。
例えば、本来の受給開始年齢である65歳で毎月20万円の年金額の人なら、現在の法令で最大繰り下げできる70歳からもらうようにすると、毎月28万円強(42%アップ)の年金額になります。
このアップ率は、実際に投資をして期待するアップより、確実に増やす事が出来るので本当に良い方法だと感じています。
自分の寿命が100歳を超えると分かっているならば、私はこの方法で受給開始年齢を最長まで伸ばしてから年金をもらう方が良いとおススメすると思います。

しかしそのためには、受給開始年齢までの間のお金をどうするのかを考える必要が出てきます。それこそが準備の必要があったことだと私は感じました。
つまり、70歳から年金をもらうようにするためには、65歳で会社を辞め収入が無くなったとしたら5年間。その間のお金を蓄えておく必要があります。もし、60歳で収入がなくなったとしたら10年間のお金を準備しておくことが必要になるのです。その準備に私の場合5年間の期間では短すぎたと感じたのです。

今後、国として年金の受給開始年齢を75歳まで引き上げる方向で進んでいます。それは、就労年齢を70歳まで引き上げるのと同時に進んでいくことなのですが、この場合でも同じで、結局は70歳まで仕事をして、そこから75歳までの間のお金を準備できた人は、年金受給を遅らそうかと選べるようになるという事なんです。

総合的に考えることが必要

ここで絶対に誤解してはいけない事があります。それは、この年金受給の開始を遅らすという方法は、単に毎月の年金額を増やすことだけを言っているので、お金の有効な使い方を考えていないという事を判ってください。
仮に毎月20万円で幸せに生活できる人であるなら、年金受給を5年遅らせて毎月28万円に増えても、有効に使うことを考えていなかったら、遅らせる期間の5年間分のお金を、若い間から準備する必要はなく、通常の受給開始年齢から毎月20万円を貰っていけば良いのです。
また別の事例では、5年間受給を遅らせて、やっと年金が入るようになって直ぐに寿命がきてしまっては年金の総受給額は大幅に少なくなるし、早くから準備して蓄えていたお金も使ってしまって、資産を残すことができず家族が困ったというのでは、若くから何をしていたのかが分からなくなります。

つまりセカンドライフを考えるには、単にお金だけではなく、健康のこと、仕事をする期間のこと、家族のこと、自身の生きがいのこと、そんな将来を想像したうえで、どんな準備がいるかを考えることが必要だと思います。

最初の知識として年金

単に年金一つのことを考えても色々なことが想像できたのではないでしょうか。なので、セカンドライフを有意義に幸せに安心して迎えるためには、知識を持っておくことが大事だと思います。特に、健康とお金、そして生きがいについては日頃から興味を持って考えていくことをおススメします。
私はそういった事を50歳から考え始めて遅かったと思っているので、皆さんは出来るだけ早くから知識を増やして欲しいと思っています。

その第一歩として今回は、家庭として自分と配偶者はどれ程の年金額が受給される予定なのか、その額は生活をしていくうえで充分なのかどうかは、把握してみてください。

お礼

最後まで読んで頂きありがとうございます。
私がこのブログで発信している事は、皆さんがセカンドライフ(第二の人生)を創っていく為の参考になればと思い記事を書かせて頂こうと思っています。

今回も、セカンドライフを考え始めたら、知識をつけましょう。
その第一歩として、自身が受け取れる年金額を把握しましょうと、ご紹介しました。
少しでも参考になれば嬉しいです。

これからも、第二の人生を自分で創る人の応援をするため、
私のバイブル「7つの習慣®」(スティーブン・R・コヴィー著)に関連した情報や、ファイナンシャルプランナーの知識から、実際に人生設計(未来予想図)を創っていく情報や、健康や生きがいに関する情報を、投稿していきます。
今後もCocohaサイトを楽しみにして頂き、訪問してくれると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。