自分の中心にある考え方が、態度や行動を決めている

第二の人生

家族中心の考え方をしている人はどれ位いるだろうか?
仕事中心の考え方で過ごしてきて、仕事を辞めたらどうなるのだろうか?
セカンドライフは何を中心に考えると幸せだろうか?

仕事中心

セカンドライフに突入して「居場所が見つからない」ということをよく聞きます。
年齢がいくつであっても仕事に行くと自分の居場所・役割があるので、それを中心に考えていれば良かったと思います。

しかし現実の厳しい社会では、仕事を会社都合で辞めた、再雇用の条件から隔日出勤になった、仕事の業績が悪くなり長期休暇を要請された、など自分の意志でなく仕事中心の考え方が出来なくなった人は、居場所・役割をつくることができず困惑している人が多いとも聞いています。
そういった方は突然の変化なので、準備がなかったことは分かります。
だけど、セカンドライフを想定していたにもかかわらず、その時になって、家族と一緒の時間を削って仕事中心に時間と労力を使ってきたことを後悔する人が多いと聞いてます。何故なんでしょうか。

ここ最近は、ワーク・ライフ・バランスを叫ばれるようになって、こういった人達が減ってきたことも事実だと思います。
しかし日本においてのワークライフバランスは、働き方改革、男女平等、少子化対策など仕事中心の考え方からくる対応策として提唱されていると私は感じています。仕事と生活の調和をとることで、仕事の効率が上がる、社員の多様性に合わせた仕事ができる、会社のイメージが上がる、といった風に仕事目線の提唱という感じがしています。
なので、仕事中心の考え方を変え、家族中心の考え方も取り入れバランスを取っていこうと、ワークライフバランスを考え直し行動する人が少ないのではないかと感じています。
結果、セカンドライフ突入や家庭の時間が増える生活に入ると「居場所が見つからない」となっているのではないかと考えています。

家族中心の私

私は一昨年に早期退職を選択して家庭で過ごす生活を続けています。もともと家族中心の考え方で、仕事中心に考えたことがない社会人生活を歩んできたので、居場所が見つからないとはならなかったのですが、それでも生活が大きく変わり、自分で居場所を作らないと落ち着かない状態はありました。
今までは月曜から金曜は仕事という社会人の役割があったので、時間と労力は家庭以外のところでも使われていました。営業をしていたので土曜や日曜日も仕事があったり、出張で家に帰らない日もありました。家族中心の考え方からすると家庭を離れて寂しいと思う反面、自分自身の時間が取れてリフレッシュできる時間でもあったのです。仕事中心の人からすると家庭に戻ってリフレッシュするのと同じかも知れません。
それがセカンドライフ、つまり会社を辞めて家庭で過ごす生活をすると、役割が一つ無くなった分、時間と労力を何にかければ良いのか自問自答しましたし、リフレッシュする時間を自分で作らないと、心のバランスがとりにくくなった時がありました。家族中心の考え方をしていた私ですら、大きな環境の変化は、自分自身の考え方を見直し、自分自身で新たな生活を作っていく必要がありました。

それが今まで仕事中心の考え方でやってきた人なら、どれ程大きな見直しと創造をしなければいけないのか考えただけでも分かるのではないかと思います。
そしてもう一つ大事なことが、家庭は自分一人が作っているものではないということです。家族が受け入れてくれなければ、いくら自分が考え方を見直し、自分の居場所を作ったとしても、居心地の良い場所にならないと思います。その為には、日頃からの関係作りが大事だと思います。

ただ、私は家族中心の考え方に変えるべきだと言っているのではありません。事実として家族中心の考え方をしてきた私は、今までに仕事で社会に貢献でき充実した社会人だったと本心で言える気がしません。これは大きな損失だと思います。ざっくり計算すると労働時間が一日6時間×年間200日出勤×34年間の勤務で40800時間(約1700日分)を充実したものに思えなかったのは悔やむところです。

私は皆さんがそういう風にならないで欲しいと願っています。
なので、セカンドライフを早くから考えて、自分自身を見つめ直し、本当に幸せな人生は何かを想像して、自分だけでなく家族とも素晴らしい人生を過ごすためには、日頃から何をしていくのかを選択し行動していって欲しいと思っています。

7つの習慣®では

現在私が学んでいる「7つの習慣®」実践会で、自分自身の中心となる考え方が、物事を見る目を決めている。そのモノを見る目によって、態度や行動が決まると学びました。
だから、正しい原則を人生の中心に考えることができると、人生が安定すると言っています。
確かにその通りだと感じます。

例えば、私は家族中心に考えていたので、仕事で昇進試験があれば憂鬱になり、家族に暗い雰囲気を蒔き散らかし触るなオーラを前面に出して迷惑をかけていました。もし逆に仕事中心の考え方だったらワクワクして頑張ってはいたけど、家族の時間や用事は後回しにして周りに迷惑をかけていたのではないかと思います。
「7つの習慣®」の書籍では、原則が中心の考えなら仕事をどのように見ているかという事が書かれていて、その具体例の一つを紹介すると、「原則中心の考え方なら仕事とは、他の用件との時間的バランスを考え、人生における優先事項や価値観との調和をとりながら、自分の時間を投じる」と記されています。
なので、正しい原則を中心に考えていれば、昇進試験というのは仕事を通じて貢献するための通過点だと考え、大切な家族との楽しい時間を保ちながら、自分の時間を確保して対処していたのかもしれないと気づきました。

実際、その時点で仕事や雑務、家庭での用事に追われている状態で、そんな考え方が出来るかと言えば難しいと思います。
ただそんな時こそ、立ち止まって考える習慣があって、正しい考え方を知っていれば良かったと感じています。

自分の中心を考える

皆さんも一度、自分の考え方の中心は何なんだろうと考えてみてください。
家族であったり、配偶者であったり、仕事であったり、お金や、所有物であったり、娯楽や、友人であったり、自己中心であったりと、さまざまな場面で色々と中心が考えれると思います。
その中でも、一番影響しているのは何だろう考えておく事は、今後の人生において、非常に意味のあることになると思います。特に、セカンドライフを考えるにあたっては、大きな環境変化によって、自分の中心を見直す必要が生まれるかもしれません。その時になって、すぐに中心を変えれるものではないと私は感じています。
自分の中心となる考え方が態度や行動を決めるのです。だから、立ち止まって自分の中心を考えることを、日頃から練習しておき習慣にすることが大事だと思っています。その自覚する事こそが本当に大事だと、私はやっと気づいたので、皆さんにもお薦めをしています。
是非皆さんも、自分の中心となる考え方は何かを見つめて、その考え方が態度や行動にどう影響しているのか考えてみてください。
そして正しい考え方のヒントが必要なら、「7つの習慣®」の書籍を手に取ってみてください。

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お礼

最後まで読んで頂きありがとうございます。
これからも、セカンドライフを自分で創り楽しむ人の応援をするため、私のバイブル「7つの習慣®」(スティーブン・R・コヴィー著)に関連した情報や、ファイナンシャルプランナーの知識から、実際に人生設計(未来予想図)を創っていく情報や、健康や生きがいに関する情報を、投稿していきます。
今後もCocohaサイトを楽しみにして頂き、訪問してくれると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。