自身の生き方は自身で選択

ヒト

FIRE(経済的自立、早期リタイア)を目指す方に情報をお届けしているCocohaです。
経済的自立を果たし、早期リタイアした時、どんな生活をしているのだろう?と興味がある方に、56歳で会社を辞め、58歳からブログを始めた私の実体験をご紹介します。
今回は、私が体験して感じたことを綴りますので、興味のある方だけ読んでください。

余命

父の余命を考える時が来た。
父は83歳。視力が弱いとか数種の持病はあるものの、普通に生活もでき、認知症にもなってなく、見た目には割と元気な方だ。
ただ、1年前に腎ガンの摘出手術をして、数か月後、新たにガンが見つかった。
そのガンが進行している。
リンパ節にも転移しているので、今後どの臓器に転移するか分からない。

その治療で、父は自然な生き方を選択した。
つまり、再度手術を受けず抗がん剤治療も受けずに病気を受け入れ、自然に生きる道を選んだ。
怖くないはずはないと思う。

ただ、人は必ず死ぬ。その心構えだけは常に必要。
ならば、どう生きるかを考えておく必要がある。そんな事を考えさせて貰った。

父の意志

その意思を確認する場面があった。
父は、下腹部のしこりが膨れて少し痛みを感じており、加えて定期検査の結果を聞く受診前日、血尿もあり、ひどく心配で気落ちした状態だったので、その受診に同席することにした。
結果は、ガンは進行していた。下腹部のガン細胞が3カ月で1㎝程腫れて4㎝強のしこりになっており、その他リンパ節に数か所ガン細胞が見つかっているが、臓器には転移していないとのこと。
なので、医師から抗がん剤治療を勧めますが「どうします」と聞かれてました。

私は父が何と言うか見守りました。
「抗がん剤治療は受けません。副作用とかで苦しみたくないです」
そう、きっぱり言いました。

病状

その後、医師からの詳しい病状説明や抗がん剤治療についての説明、今後の治療方針などを聞き、私も分らないことなどは尋ねました。
そこで、話されたことは、病状は進行をしており、今後どこかの臓器に転移があれば症状が出てくる可能性がある。
抗がん剤投与でその進行は抑えられるが、ガンが消えるわけではなく止めるわけでもない。平均半年余命が伸びる。
腫れているしこりは今後さらに腫れて神経に触れる可能性もあって痛みが強くなるかも知れないが重要なものではない。リンパ節に転移してるガンがどう悪さを及ぼすかが問題。
血尿は別の病気が原因でガンによる症状ではなく、薬剤で治療をすれば治るだろう。痛みに関しても薬剤で緩和する治療を始める。
今後、他の臓器転移などがあり看護の必要が出た時は、在宅で看るか、ホスピスなどの病院で看てもらうかを決める。その際の手配など手伝いはして頂ける。
こんなことを丁寧にお話しいただけました。

生き方

今回私は、受診に同席して良かったと感じています。
父の意志を確認できたことが一番ですが、そう考えた理由も医師の説明で分かりましたし、父の思いを共有できました。
加えて、自分に置き換えて、自分自身の生き方を考えることも出来ました。
人は必ず死ぬ。その時悔いが残らないために、自身の生き方は自身で選択して、自身で創っていく。そんな思いを改めて強く感じました。

7つの習慣

今回の父の態度を見て、私が現在学び実践している「7つの習慣」の一文を思い出しました。

不治の病や重度の身体障害など、この上ない困難に苦しみながらも精神的な強さを失わずにいる人に接した体験はあなたにもあるだろう。
彼らの誠実さと勇気に大きな感動を覚え、励まされたはずだ。
苦しみや過酷な身の上を克服した人の生き方ほど、心の琴線に触れるものはない。
彼らは、人に勇気を与え、人生を崇高なものにする価値観を体現しているのである。 

お礼

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回はFIRE生活はどんな感じだろうということではなく、自身が体験したことを感じたままに綴っています。こんなたわいもない記事ですが、何かの参考にして頂けるようになればと思って、今後も書いていきます。
これからも応援よろしくお願い致します。