リフォームのアドバイス

もの

マンションリフォームを考えているが何から始めれば良いかと悩む事あるかと思います。
今年私は、築30年以上のマンションをリフォームして理想の家・終の棲家を造ることが出来ました。
今回はこのマンションリフォームの実体験についてご紹介します。

この話題を何故するかを以下のお詫び関連の段落で記入していますが、理由はどうあれ、マンションリフォームの実体験を知りたい方は、リフォーム決断当初の見出しがあるところから読んでください。

お詫び

私は以前の投稿記事「今年出来たこと」をご紹介しましたが、その際に見失っていたことがありました。
それはあまりにも大きな出来事すぎて、あまりにも必然のことで、現在当たり前に過ごして意識が無くなっていたことでした。
それは「終の棲家が出来たこと」です。
今年春、私達は理想の家を考えマンションリフォームをして、住み始めている事が、人生においても大きな達成で、出来た事としてご紹介するべきことでした。

更に、前回の投稿記事「やりたい事リストが設計図」で、自分の本当の夢をはっきりさせて自分の設計図を描くことをご紹介しました。
私の場合今年は、併せて夫婦のやりたい事も一緒に考え、やりたい事の整理をして夢リストを作っているとご紹介しました。
ただ本来の「未来予想図を作る手順」に沿っていけば、やりたい事の整理をする前に住環境を整える事をするように勧めています。
しかし、ご紹介している通り、終の棲家と言える理想の家を造ることが出来ましたが当然のことのようになっていたので、この手順を飛ばしてご紹介しました。

こういった住環境を整えるといった、人生においても大事な出来事を当たり前にして、ご紹介しなかったことについてお詫びします。
なので、今回は私が実施したマンションリフォームで、終の棲家が造れたことについてご紹介をしたいと思います。

予定外の決断

突然の決断を迫られました。
昨年末に急遽、賃貸に出しているマンションの入居者さんが退去されるとの連絡がありました。私は退職をし失業保険の給付を受けている時で、介護が必要な義母の近隣に賃貸を借り入居して1年も経っていない、家賃収入を見越して今後の未来予想図は設計されているなど、色々な条件を考えてどうするのが良いかを決断する必要がありました。それも、連絡からひと月ほどで結論を出さねばならない予定外の出来事でした。

私の当初の未来予想図では、先ず私は定年まであと数年就職していて熊本にいる予定だったのを、早期退職をして第二の人生を改めて作るために大阪に戻ってくる未来予想図に書き換えました。
その際に、自宅マンションを賃貸に出し家賃収入を頂いていたので、義母の介護の事を考え実家近くで、家賃収入で賃貸家賃が払えるくらいの物件に決め、数年はそこで住む予定をしました。この決断は失業給付が終わっても家賃収入があることで、安心感もあり節税効果もあることと、介護のために時間を作りやすくなり、家族にも安心感が出来ると考えていました。
なので、もし入居者さんが変わっても、しばらくは賃貸物件として貸し続け、介護の必要が無くなれば、この自宅マンションに戻って生活をする未来予想図を描いていました。

しかし現実に、再度賃貸に出そうと考えると、リフォームが必要になることを思い知らされました。
もともとこの家が30年以上も経っているので、リフォームで壁紙を変えて掃除を施せば、次の借り手さんが見つかるという物でもありません。まして交通の便が良く立地的に借り手が付きやすい所でもなく、家賃も私達が望む金額で借り手が見つかるかどうかも分からない物件です。余計に内装は綺麗にする必要があり、リフォームには大きな予算が必要と分かりました。
果たしてそれ程の予算をかけて、入居者が見つかるのか、何年住んでくれるだろうか、採算が合うのかが大きな不安となりました。

そして更に大きな不安が、自分達が住みたいときに住めるのだろうか?
実際私達は、第二の人生を始める為に大阪に戻ってきたときにも、自分の家があるのに戻れませんでした。同じように次に戻りたいと思っても、賃貸に出していると、自分のタイミングでは戻れません。

さらに、その時借りていた実家近くの物件は狭く、交通の便も良くなく、治安も周りの環境も決して住みやすい所でもなく、人を招けるような家でもありませんでした。そんな家に住み続けるのは嫌だ、将来的には自分の家に戻ろうと感じていました。

だとしたら、このタイミングで、自分の理想の家、終の棲家にするためにリフォームをして、自分の家に住む方が良いと考え、何度も夫婦で話し合って決めました。そして今なら、リフォームに使えるお金はあるし、未来予想図を書き換えても何とかなると判断できました。

リフォーム決断当初

自宅マンションのリフォームを決意して、自分の理想の家にするのだ、終の棲家にするのだと決意したのが1月で、賃貸中の入居者さんが退去したのが1月末でした。そこから、2月に工務店と契約して、着工、5月に完成して転居してくるまでの4カ月間の実態をご紹介します。

初め、いざ何処をリフォームしようかと考えても、まだ入居者さんがいるので現状が分からない中、リフォームの構想がスタートしました。

もともとこのマンションは平成元年に完成して私達は入居しました。約10年暮らしていたのですが、転勤で出てその間は両親が住み、直近の約7年を、賃貸物件として貸していました。
こういった経緯なので、給湯器やコンロ、壁紙や畳と言ったものは都度、修理交換をしていました。しかし、キッチンやトイレ、洗面台などは30年前のままで、唯一賃貸に出す前にお風呂だけ交換をしていた物件でした。
なので、今の状況は分からないが、キッチンだけはリフォームして綺麗にしようと検討を始めました。

しかし、検討すると言ってもリフォーム会社も知らない、飛び込みで工務店を回るのも勇気がない、現在お任せしている不動産会社に尋ねると断りにくいかも知れないといった不安が生まれ、ネットを調べて見ると数社に見積もりを依頼して検討するように書いているけど、どうしたら良いか分からないと悩んでいました。

理想の家を考える

どっちにしても1月末までは入居者さんがいるので、現状を見て判断することが出来ないし、リフォーム屋さんが視察に来る事も出来ないので、私達の理想とする家の仕様を考えることにしました。

現在は大手の家電量販店がリフォームを扱っているので、キッチンやお風呂や洗面台やトイレといった水回りの商品が多く展示されています。それを見に行き、自分達の理想とする仕様や商品を、値段は関係なく決めていったのです。
この時に役に立ったのが、You Tubeでした。You Tubeでは多くの住宅設備について解説し比較してくれているものが沢山あります。これを見て、家電量販店で実物を見ることを繰り返していると、より深く理解ができ、より理想のイメージが出来上がっていきました。

それと同時にしていたのが、終の棲家にするならどんな家が理想かを、夫婦で話し合いました。未来予想図を作る手順と同じように、やりたい事を上げて整理をしていきました。
床暖房が欲しいとか、この部屋にクローゼットが欲しいとか、磁石が付くキッチンが良いとか、この部屋を洋室にしたいとか、この部屋を事務所にしたいとか、介護のために和室を残したいとか、要望を出し合って整理をしていきました。
その時も役立ったのがYou Tubeでした。理想の家の内装や便利グッズの紹介などを見て、要望を出していったのを思い出します。
結局この話し合いを、工務店さんを選ぶ前にしていたことは、本当に大きな意味があったと思います。

工務店探し

1月下旬、実際の工務店を探すことに取り掛かりました。
この作業が、結局は一番難しく、結果的に一番大事な事だったと思います。
ネットの情報によれば、必ず数社に見積もりを依頼しましょう。出来れば、大手・中堅・小規模の工務店に分けて依頼しましょう。その判断基準は、信頼できるか、作業が丁寧か、価格が妥当かなどを見ましょう。など色々なアドバイスが書かれています。
私も6社にコンタクトを取ったのですが、工務店さんによって違いがあるのは確かだと思いました。

実際私が、工務店を探し6社にコンタクトを取った方法と理由をご紹介します。
先ずは実際のキッチンなどを見ていた家電量販店のリフォーム担当者です。これは、この人からキッチンなどの特徴を色々教えて頂いていた経緯と、担当者の人柄から選びました。
次に、ネットでリフォーム一括見積をしてくれるサイトを利用しました。
これは本当に工務店を何も知らないので、教えて欲しいという理由でした。結果4社紹介を受け、そのうち2社、大手住宅メーカーと中堅工務店をネット検索で評判などを確認して選びました。
次に、その時住んでいた家の近くにある工務店を選びました。理由は、近くにあるので相談に行きやすい、ネットの評判も割と良い、工務店が自社で職人を持っているという理由でした。
次に、ネットの評判を検索して、地元で信頼がおけそうな工務店を選びました。
最後に、賃貸をしていた時の不動産仲介会社さんに相談して紹介を受けた工務店を選びました。
それ以外にも、数社に話は聞いているのですが、担当者の感じが悪い、扱えるものが少ない、評判が悪いなど、選択基準にない感じでした。
この後、担当者さんとの打ち合わせをするのですが、結果的には、この担当者さんの話が自分達と合うか合わないかが決め手になると感じ、大手以外の4社に絞って見積もりを取ることにしました。

リフォーム個所の検討

1月末に実際の家が確認できることになりました。
その時の感想は、「古いな、でも綺麗に使って頂けてたな」という思いを持ちました。
直近まで多くの新しいキッチンや洗面台などの実物を家電量販店で見てたので、水回りに関しては全てが古く感じたのが一番でした。お風呂も7年前に賃貸用に安価のユニットバスにしていたので、自分が使うには古いと感じました。
ただ水回り以外は、30年前の仕様でもまだ綺麗な方なんじゃないかと感じました。と言うのも、実際自分達が賃貸を探すときに見て回った物件には、もっと汚い仕様のところもあるのを見てきたからでした。

この状態を確認して、実際理想の家を創るには、どこを、どのようにリフォームしようかの話し合いになりました。ここからが現実との相談になりました。
つまり、理想の家を考えて要望した事を全て実施するには、相当大きな予算が必要になるので、何を優先順位高く要望していくかを選ぶ、話し合いを夫婦でしていきました。
実際は既に工務店の現地視察も始まっていきましたので、担当者さんの意見や提案も参考にしながら、優先順位を決め、何を判断基準にしているのかを明確にして打ち合わせをしていきました。

ただ、この検討は、本当に難しかったです。
お金を出せば理想に近づくが予算があるので、少しこの部分を我慢して予算を抑えようとか、一つグレードを下げれば予算内に出来るのでどうしようなどと、考えれることは色々検討しました。
ただ、この時も先に理想の家を考えて二人で話し合っていたので、優先順位も判断基準も明確になっていたのが、良かったと思います。
妥協はせず、自分達はこういう理由でこの場所をこうリフォームをしたいと、工務店の担当者さんに伝えることができ、それに対して良い提案を持った見積もりをしてもらえたと感じました。

実際、リフォーム個所で言うと、キッチン、お風呂、洗面台、トイレの水回り品は交換し、畳替えだけした和室以外の2LDK分のフローリング・壁紙の交換、8畳の和室を洋室化し6畳に変更、押入れをクローゼットに変更、下駄箱収納を新設しました。つまりは、3LDKの家の6畳の和室以外は変更して、理想の家を造ることが出来ました。
当初の理想から断念したのは、床暖房くらいで、この理由はホットカーペットで代用できると考えたからで、妥協したわけではないと考えるようにしています。

発注依頼

リフォームに対する工務店の違いはあると感じました。
同じ要望をしていても、選んでくる住宅設備は違っています。得意なメーカーなどがあるようですし、得意なデザイン・力を入れて提案するポイントが違っていると感じました。
また、見積額も大きく違います。
当然選んでいる設備や仕様によって価格が違うのですが、工賃や材料代なども違っていて、最終的には値引きもあるので交渉によっても見積額は大きく変わってきます。

結果的に、2月中旬に工務店を決定して発注を依頼するのですが、決め手は担当者さんと予算でした。
具体的には、4社の見積もりを比べて、私達の要望では、530万~630万円ほど必要とわかりました。私の未来予想図的には、予算は500万円でしたが、オーバーすることは決定してしまいました。
その状況で、私達が1社に決める判断基準が、今後のフォローをきっちりして頂けて、予算が出来るだけ安いところということでした。
そのアフターフォローを考えた場合、窓口になるのは担当者さんになり、その方と私達が合うか合わないかが決め手になったと思います。

実際私達も、予算的には2番目に高い見積り額を提示した工務店に決めました。
結果的には、私達の自宅近くで相談しやすい場所と、相談しやすい担当者さんがいる工務店で、一番長く話し合いが出来た工務店でした。
最後まで悩んでいたのは、1番高い見積り額を提示した工務店で、その理由は私達と合う感じがした担当者さんで、信頼できそうな人柄の人だったからでした。ただ、予算的に1番目と2番目で50万円程の違いがあり、お断りしました。

設備決定

工務店が決まって、リフォーム個所も決まって、さあお願いしますとは、ならないのが又大変なところだと思います。
本当にわからない事を決めなくてなならないのです。大きな視点で想像する能力と、実際使うときの視点で想像する能力が必要になってくるのです。

具体的には、キッチンや洗面台、お風呂などの設備の色や仕様・オプションを選び、壁紙やフローリングを小さなサンプルから大きな部屋の創造をして決めていき、クローゼットや間仕切りのドアを選び、作りつける下駄箱を決める、など色々な事を決めなくてはならないのです。それも今回は工事期間をできるだけ短くお願いしたので、一気に短時間で決めなくてはなりませんでした。そのために住宅設備会社の展示場に実物を見に行き、その場で決断しなくてはならなかったです。この作業がまた大変でしたが、楽しい時間でもありました。
自分たちの思う家を自分達で選び創れるという経験は、本当に面白いことでした。

実際、展示場で良いものを見ると、良いものが欲しくなります。ただそうすれば予算が上がっていきます。
なので、この時にも役に立ったのが、始めに理想の家を考えていて、優先すべき事、判断基準を決めていたことが良かったと思います。多くの誘惑があってもノーと言える事が出来たのは、始めに理想とする終わりを描いていたからかなと思いました。

そしてこの時も役立ったのが、You TubeとWeb情報でした。
フローリングや壁紙は、家の雰囲気を決める大事な事ですが、小さなサンプルではイメージがしにくいのです。そして、その雰囲気と実際自分が持っている家具などがマッチするのかもイメージしにくいです。
その悩みを解消してくれるのが、画像として見せてくれる情報でした。このおかげで、自分達も実情に合った理想の家を想像できたように思います。

工事期間

こういった設備の選択に3月いっぱいかかったのですが、その間の、2月下旬に工事は始まりました。
設備が決定していなくても、現状の設備を取り除くことが出来るので、まずは部屋をきれいにすることが始まったのです。
しかしこの時、コロナ感染の影響が出ました。全国的に自粛が要請され、人との接触を避けるように要請される社会になったのでした。
その関係で、私達は工事に関しては完全にお任せをすることにしました。本来ならば、工事期間中に何度か現地に向かい、お手伝いをしたり、状況を確認したり、細かな打ち合わせをするところを、完全にお任せすることにしました。

つまり、私達の要望もお伝えし、理想の家の設計図も出来上がっていて、個々の設備も選択したので、自分達がこの状況で出来ることはしたと考えたので、後はプロの方にお任せしても良いという判断をさせて頂きました。
工務店の担当者さんには設備の打ち合わせで数回面談はしていましたが、工事は任せてくださいと言っていただけている事に甘えさせて頂いたのです。

この完全にお任せして、結果的に残念だったのは、コンセントの位置を決めなかった事でした。今までも賃貸に出していて実際の生活をこの家でしていなかったので、コンセント位置を判っていませんでした。この位置を、工事途中に視察していたら変更して頂けたのは、のちに生活をするようになって思いました。

完成

そして、5月初めに完成して引き渡しを受けました。
前の家とは違う、理想の家・終の棲家が想像通りに出来上がったのを見て、本当に感動しました。自分達が思い描いたものが現実に出来上がる喜びは何事にも代えられないと感じたのを思い出します。
そして5月中旬に引越しをして、実際の家具が入り生活が出来るようになって、自分達が創った家が便利で快適で充実していて非常に満足をしています。

まとめ

最後に、今回のリフォーム体験から、今後リフォームを検討される方にアドバイスをするならと考えてみました。

  • まずは理想の家を家族で考える
  • You Tubeなどの情報を活用する
  • 優先順位や判断基準を明確にする
  • 工務店は数社を比較する
  • 工務店選択基準を持っておく
  • 設備の選択など大きな視点と細かな視点を想像する
  • 実際の生活をイメージして想像する

すべてのものは二度つくられる

最後に、私が学んでいる「7つの習慣®」(スティーブン・R・コヴィー著)の中にも、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」に、知的創造についてが述べられていて、リフォームをするために大事な事は、始めにどれ程正確に設計図が描けているかだと思います。
そこで「7つの習慣®」著書の中から関連する一文を紹介します。

「終わりを思い描くことから始める」習慣は、すべてのものは二度つくられるという原則に基づいている。まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。第一の創造は知的創造、第二の創造は物的創造である。

お礼

最後まで読んで頂きありがとうございます。
本当に長い記事になってしまい申し訳ありませんでした。
これからも、第二の人生を自分で創るための応援をするため、私のバイブル「7つの習慣®」(スティーブン・R・コヴィー著)に関連した情報や、ファイナンシャルプランナーの知識から、実際に人生設計(未来予想図)を創っていく為に必要な情報や、健康や生きがいに関する情報を、発信していきます。
今後も、Cocohaサイトを楽しみにして頂き、訪問してくれると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。